「路面電車」を英語では何と言うかご存知でしょうか?
TOEICの学習を続けていれば、一度は触れる可能性が高い言葉と言えます。
英語では何と表現するのか、なかなかパッと出てこないのではないでしょうか。
この記事では「路面電車」を英語で言う場合の表現を解説しています。
目次
路面電車とは?
道路上に敷設された線路を走る電車のことです。日本では「チンチン電車」とも言ったりしますね。
ちなみにチンチン電車という名称は、チンチンと鐘を鳴らすことに由来するそうです。
路面電車を英語で言うと?
実は路面電車は、英語でいくつか言い方があります。
ポイント
・tram
・streetcar
・trolley
補足:light rail
それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。
その1. tram
イギリスでよく使われる言い方です。
「tramcar」という言い方をすることもあります。
※個人的にはTOEICではこのtramに出くわすことが多いような気がします。
その2. streetcar
アメリカで使われることが多い言い方です。
streetとcarの間にスペースが入った"street car"という表記もあります。
なぜtrainではなくcarなのかというと、carには「鉄道車両」や「貨車」という意味があるからなんです。
その3. trolley
アメリカで使われることが多い言い方です。
「trolley car」という言い方をすることもあります。
ややこしいことに、イギリスではtrolleyはスーパーマーケットにある「ショッピングカート(手押し車)」や「台車」という意味で使用されます。
(※アメリカでショッピングカードは「cart」と言います。)
同じ単語でも国によって意味が違ってくるタイプの単語なので要注意です。
補足:light rail は路面電車というよりも「軽量鉄道」の方が適切
light railは主にアメリカやヨーロッパで使われる言い方です。
簡単に言うと、路面電車の良さを取り入れて高速・大容量の輸送を目的とした電車です。路面電車の次世代型に当たり、light railを取り入れた交通システムのことをLRT(Light Rail Transit)と言ったりもします。
日本では路面電車と訳されたりすることもありますが、正確には「軽量鉄道」という意味になります。
騒音が少なく車両の床が低くなっているのが特徴です。
参考までにlight railの画像を以下に用意しました。上の路面電車の画像と見比べると、light railは比較的ガッチリした新し目の車体なので違いが分かると思います。
まとめ
TOEICでは、アメリカ英語やイギリス英語の他に、カナダ・オーストラリア・ニュージーランドと計5カ国の英語が使用されて問題が出題されます。
一つの言い方しか覚えていないと、解くのが難しくなってしまうこともあるでしょう。
分からない単語を調べる時には、このようなケースに注意して覚えるようにしていきましょう。